レッジョエミリア教育法は、日本では、なぜか? 『レッジョと言えば、アート教室?』 という印象が先行していますが、学術的に言うと、Social Constructvismと言う最先端の “科学” に基づいた幼児教育法であり、サンフランシスコ市では、公立の園で正式なプログラムとして、採用されています。 (サンフランシスコ市・教育委員会は、レッジョの他、『Montessori, Project Approach, Creative Curriculum』の3つの教育法を採用しています。)
また、サンフランシスコ・ベイエリアでは、Googleや、Pixarといった世界をリードする企業の付属のプリスクールや、EQ教育で世界的に有名なNueva Schoolで採用されている教育法としても知られています。
特に、1991年に、NEWSWEEK誌により “世界で最も優れた教育法” として紹介されたのをきっかけに注目を集め、アジア・ヨーロッパ・オーストラリア・カナダ・アメリカ・中南米の各地から、年間約二万人の教育者が毎年レッジョエミリア市を訪れており、レッジョの教育機関が世界中に生まれつつあります。
北米には、NAREA (北米レッジョエミリア協会)が、SFベイエリアには、The Innovative Teacher Project があり、カンファレンスやワークショップ、毎月一回の研究会などが開かれています。
日本には、残念ながら、まだレッジョエミリアに認められた “公式な” 機関は存在しません。 しかし、関西地方を中心としたJapan Reggio Study Groupや、四国・高松市が公立の保育所に レッジョエミリアスタイルの“芸術士”を派遣するなど、広がりを感じさせる動きはあります。 また、日本のお隣、韓国には “Korean Association for the Reggio Emilia Approach”という大きな組織があり、毎年、200名くらいの教育者をレッジョエミリアに派遣されているそうです。
文房具のコクヨさんによる紹介が、実際のレッジョエミリアの写真などもあり、秀逸だと思います(リンク)。
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